レイノルズのアサルトにIRC Formula PRO TUBELESS RBCCの25cのタイヤを履かせてサイクリングを楽しんでいたのだが、IRCからこんな発表がなされた。
http://www.irc-tire.com/ja/bc/
http://irc.sakura.ne.jp/sblo_files/irc-tire-bcj/image/ReynoldsE7A4BEE8A3BDE383ADE383BCE38389E38381E383A5E383BCE38396E383ACE382B9E383ACE38387E382A3E383BCE3839BE382A4E383BCE383ABE4BDBFE794A8E6B3A8E6848FE381AEE3818AE79FA5E38289E3819B.pdf
このたび、Reynolds(レイノルズ)社で製造しましたロードチューブレスレディーホイールの使用に際し、注意が必要な機種がある事が分かりました。
誠にお手数ですが、以下に該当するホイールでの使用についてはIRC社製チューブレスタイヤのご使用は当面の間お控えいただきますようお願い致します。
皆々様に多大なご迷惑をおかけ致しますが、ユーザー様の安全のため、周知徹底のためのご協力をお願い致します。
リンクを見ていただけたら一目瞭然なのだが、完全に私が使っているレイノルズのアサルトとIRC社のチューブレスタイヤの相性が悪いらしく、その組み合わせで使用していると最悪タイヤが裂けてしまうらしい。
せっかく新しいタイヤに変えたのにもうタイヤ交換をしなくてはいけないのか~と思い 、せめてもう少し詳しく聞いてみようとIRC社に電話をかけてみた。
すると担当の方から、二件ほどレイノルズにIRCのチューブレスタイヤを履かせていた人からタイヤが裂けてバーストしたという連絡が来ており、さらにIRC社がレイノルズに自社のチューブレスタイヤをつけて機械で擬似的に走らせた所確かにタイヤが裂けるのを確認したという話を聞けた。
うーん、やはりレイノルズを使っている以上IRCのタイヤを変更しないといけない様だ。
急にまさかのタイヤ変更をする事になったが、さてどうしようか?
色々考えていくと ビットリアのコルサスピード チューブレスレディ
と
スペシャライズドの S-WORKSのチューブレスに絞れてきた。
http://www.specialized-onlinestore.jp/shop/g/g00015-1156/
そこでもうすこし調べていると、各タイヤの転がり性能を比較した表を発見した。
コルサスピードはチューブレスレディーなので、シーラント剤を入れなくてはならないのだが、シーラントをいれてホイールが腐ったという話をどこかで見かけたので少しシーラントに抵抗があったのと、この表を信じるのなら転がり性能ナンバーワンであるという二点からスペシャライズドのタイヤを選ぶ事にした。
そうと決まれば早速注文。
スペシャライズドのタイヤはAmazonで売っていなかったのでオフィシャルのオンラインストアから注文してみる。
二、三日後にすぐにタイヤは届いた。
開けてみるとなんとファイルもおまけで付いて来た。
流石オフィシャルのストアである。
早速IRCのタイヤを外そうと思い、空気を抜いてビードを落とそうと思ったのだが、ビードが硬くなっていてまったく動かない。
何回か交換のさいチューブレスのタイヤも外しているがここまで硬いのは初めてである。
渾身の力を使ってみると片側のビードがなんとか外れた。
片側さえはずれれば反対側のビードも余裕だろうと思い落とそうとするが一切落ちない。
もう無理やりタイヤレバーと渾身の力を使った所やっとビードが外れ、タイヤが外れた。
タイヤを外す時点でもう完全に疲労困憊である。
力で外したので最初から付いていたリムテープもよじれてしまった。
しょうがないのでリムテープも新調することに。
とりあえず良さそうなノーチューブスのリムテープにしてみた。
はじめてのリムテープ張りでうまく行っているのか行っていないのかよくわからないがピンとある程度の力を込めて張っていく。
どうも二周リムテープを張るようなのでとりあえず形になるように張ってみた。
さていよいよS-WORKSのタイヤをつけていく。
S-WORKSのタイヤはとくにキツキツでもなく難なくはまっていく、今回は石けん水のヌルヌルがそんなに上手い事いかずに少しヌルヌルを落とした方が上手くはめることが出来た。
さて、いよいよ空気を入れていくのだがいくら空気を入れてもチューブ付近のリムとタイヤの間から空気が漏れる。
私が張ったリムテープの張り方が悪いのかなんなのかわからないが、何回タイヤを外したりつけたりしても一向に改善されない。
しょうがないので気を変えて反対側のホイールにタイヤをつけてみるが全く一緒の症状が出て一向に空気が入らない。
これは困った。
完全に握力は無くなり、心も完全に折れた私は最後の手段である自転車ショップでタイヤをはめてもらう事を決意する。
久しぶりに体力と気力が奪われた瞬間であった。
次の日に早速自転車ショップにタイヤを持ち込む。
ショップの主人にタイヤをつけてもらうが、相変わらず一向に空気が入らない。
リムテープの張り方が悪いのか、相性が悪いのかわかららない。
しょうがないので一旦レイノルズを扱うフタバ商店に電話をかけて見ることに。
そこでレイノルズの人に言われた事はレイノルズのホイールはあくまでチューブレスといってもチューブレスレディとして扱って欲しいらしく、チューブレスタイヤをはめたらシーラント剤を入れて使用してほしいとの事であった。
自転車ショップの主人曰く、カーボンのホイールはアルミよりも精度が出し辛くある種しょうがない話であるとのこと。
もしかするとIRCは逆にタイヤが正確過ぎて逆に相性が悪くなってしまっているのではないかとの見解を頂いた。
確かにそう言われるとそんな気がしてくる。
とりあえずタイヤにはシーラント剤を入れる事を決定。
うーん、シーラント剤を避けてのこのホイールをチョイスしたのだが…
まあしょうがない。
ちなみに店主曰くこのシーラント剤が一番バランスが良くいいらしい。
ショップの主人にシーラント剤を入れてもらい、タイヤに薬剤を馴染ませ、再び空気を入れると今度は難なく無事に空気が入る。
まあこれがメーカーの推奨する事ならばそんなものなんだろう。
いやはや色々と寄り道をしてしまったが、ようやくニュータイヤを履いて自転車に乗ることができる。
手始めにその辺をふらふらしてみると流石26c、今までのタイヤが嘘みたいに振動吸収してくれる。
まるでママチャリに乗っているかのような安心感があり、 少し位車道と歩道の段差を登ったり降りたりしても今までのような振動は殆ど感じない。
コンフォート感は恐ろしい程感じられる。
一方気になったのは踏んでの加速感が少し無くなった気がする点である。
サイコンを見ると確かに今までと変わらないスピードは出るのだが、若干踏んでも進まない感が感じられた。
一番の期待していた転がり性能だが、実際下りなどを走ってみたが体感できるほどでは無かった。
これを履いてもう少し長く80km程走ってみたが、最初に感じられた感覚から余り変化は無く、コンフォート感と進まない感は変わらずあった。
まあロングライドになればなるほど恩恵は得られるのであろうが、80km位では身体が楽だな~とまでは感じることは出来なかった。
正直このタイヤは自分にピッタリ合った感じのタイヤでは無いな、というのが少し履いてみての感想である。
このタイヤがもし寿命を迎えたら、このタイヤの24cか他のメーカーのタイヤを私はチョイスすると思う。
今までそんなに感じたり気づいていなかったが、走っていての爽快感を私は重視するのかもしれない。
逆に太いタイヤの安心感やコンフォート感がほしい方にはかなりオススメ出来るものだと思う。
転がり性能については期待をし過ぎない方が良いであろう。
まあ新しいこのタイヤとまだまだつきあっていく予定なので 今はこのタイヤを楽しみたいものである。