そうなるとやはり私も自転車に乗りたくなりサイクリングロードなどに出てみるのだが、皆同じ気持ちなのかとてもたくさんの人がサイクリングをしている。
とうとう本格的に自転車シーズンの到来である。
さて、ある日の事Jsports4で、有名な劇坂「ユイの壁」を登るアルデンヌクラシックの2戦目にあたるフレーシュ・ワロンヌを観戦していた。
どの選手も辛いはずの激坂をどんどんと登っていく。
その姿にひたすら感動しているうちにテンションも上がり自分でも坂を登りたくなってくる。
劇坂といえば…そういえば、去年の夏に挑戦して無惨にも敗れたあの坂があるではないか。
そう、京王線沿線のユイの壁、百草園の激坂である。
思えば昨年百草園の坂に敗れたのは結構ショックであった。
ネットなんかを見ても辛かったと言いつつみんなちゃんと登れている。
リベンジの為にホイールはレーシングゼロへ、スプロケも25tから28tに大きくした。あとジムで足を鍛えた。
そろそろまた百草園へ行ってみる時ではないのか。
自分の中でそうと決まれば早速一緒にレースを見ていた妻も誘って百草園に行くしかない。
さて、出発の日は少し風はあるものの快晴で絶好の自転車日和である。
妻も一緒なのに坂だけ行くのではちょっと華が無いので、車で府中の郷土の森公園まで輪行し、そこから多摩川サイクリングロードを使いつつ高幡不動を覗いて、百草園へ行って坂を登った後ジェラートを食べてまた公園の駐車場まで戻るという、距離もそんなにない楽しいサイクリングである。
家を出発しとりあえず郷土の森へ到着したものの、駐車場が大混雑である。
この時期はスポーツをしたり、河原でバーベキューをしたりと大人気のスポット(駐車場?)のようだ。
なんとか空いている駐車場を見つけいざ出発。
多摩サイは初めて走ったのだが、ロードバイクからランニングの人まで色々な人が走っている。
色々な人に愛されているサイクリングロードなのを実感。
ただ、スピードを落とさせる為なのか要所要所に地面がボコボコしているゾーンがありお尻に厳しい。
そんなこんな走っているとすぐに高幡不動である。
とりあえずお参り。
出店で七味を買っていざ百草園へ。
高幡不動から百草園は一駅も無いのでほんのすぐである。
すんなり百草園まで到着と思いきや、後ろを走っている妻の悲鳴が。
何だろうと後ろを振り向くと何か落としたようだ。
よく見てみるとサイコンが吹っ飛んでいる。
買ったばかりのポラールがヒビだらけである。
なんとなくマウントがガタついているなぁ、と思ってはいたのだがまさか外れて吹っ飛んでしまうとは。
もし私が落としてしまってこんな状況になったならばがっかりしてもう坂に行く元気も無くなりもう帰りたくそうなものだが、そこは鬼メンタルの妻。
少しがっかりはしているもののすぐに切り替えて自転車を漕いでいる。
流石だ。
さてさて、アクシデントこそあったもののすぐに百草園へ到着。
懐かしい看板である。
少し進むとすぐに勾配がもの凄い事になってくる。
前回の経験を生かし、ビンディングは転びそうになった時の為に外しておきギアもすぐにインナーローに入れる。
進んでいくと百草園あと少しの看板が見えてくるがこれには騙されない。
後半の一番の勾配に途中一瞬心が折れそうになるが、なんとか登りきることができた。
これがレーシングゼロと28tの軽さである!あと筋トレ。
息をゼエゼエしながら百草園の前で妻を待っていると百草園に入る人が怪訝そうな顔で見てくる。
そりゃあそうだなどと思いつつ笑顔で対応。
流石出来る大人である。
そうこうしていると妻も到着。
やはあと少しの看板に騙されペース配分を間違えて登りきれなかった様である。
まあホイールとスプロケを変えて一年間筋トレをしていればきっと次には登れる事であろう。
さて次はお待ちかねのジェラートである。
一年ぶりに見る看板は、
完全に朽ち果てていた。
若干迷いつつも記憶を頼りに牛舎へ到着。
子牛を何頭か見る事が出来た。
そのまま恐ろしい近道を通り、
ジェラート屋さんに到着。
相変わらずの人気で列ができている。
ミルク味とチョコチップをチョイス。
個人的にはミルクかなー。
美味しいジェラートを堪能し帰路へ。
短いサイクリングであったが、坂をリベンジ出来た事は結構な自信に繋がった。
自転車はやはり良い機材とトレーニングを積めば確実にレベルアップする事が実感できた。
これからも良い機材の購入とトレーニングは欠かさずに行っていこう。
ちなみにポラールは画面が砕けただけで元気にやっている。
妻はとりあえず画面に張るシートを購入しているようだ。