ヌルヌルのブログ

ロードバイクとお買い物

ロードバイクのヘルメットを新しくするために何回か買ったり売ったりした話

私はOGKのFM-8というヘルメットを被って自転車に乗っているのだが、これは頭へのフィット感も良くとてもかぶりやすいヘルメットである。

しかしこのヘルメットマウテンバイク用の為かどうも見た目が丸っこくあまりスタイリッシュには見えない。
別に安全性が低いわけでもないし、実際使用するのに不具合があるわけでも無いのだが、空力抵抗なども上がったりするらしいので、面白そうだし変えてみることにした。

ネットを見ていると思っていたよりも沢山の種類のヘルメットがある。
人気のメーカーはKaskや、

METであろうか。

さらに見ていくと変わった形のヘルメットを発見した。
CATLIKEのMixinoである。

見た目も風穴が丸くて可愛らしくさらに、使用している人はあのモビスターのキンタナや弱虫ペダルの小野田坂道君である。
とりあえずあまり考えずに本能のままボタンをクリックし購入する事に。
程なくして、自宅に到着するヘルメット。

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マットレッドのMサイズを購入したのだが、予想通り苺みたい(?)で格好いい。
すぐに頭にかぶってみるが、いくら被せてみても頭の上に乗っかるだけである。

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私は自分の事を平均的な頭の大きさであると思ってこれまでの人生を生きていたのだが、その考えを改めなくてはいけないのかもしれない。
さすがにこれではなんの意味も無いので、ヤフオク!に出品する事に。
すぐに六割~七割の値段で落札されたのでまあ良しとしよう。

このミスでだいぶヘルメット熱も冷めてしまうと思いきや、その数日後に新たな格好良しヘルメットを発見してしまう。

Mavic Plasma SLRである。

見た目は前部分と後ろ部分のコントラストが良く、空力も良さそうである。
これもまた漫画弱虫ペダルの巻島先輩がかぶっているモデルらしい。
坂は好きだが速くない私としては巻島先輩モデルということで坂を登るときテンションもあがるかもしれない。

前回の失敗も踏まえ頭の大きさもしっかりと測っておくことに。
頭を測ってみると、周囲は59~60cmである。
この大きさは確実にLを購入しないといけない大きさである。
どれだけ自分の頭の大きさを過信していたのであろうか。
今回はLサイズでマビックカラーの黄色を選択し購入ボタンをポチッと。

またも数日後には自宅に到着。
到着して実物を見てみるとやはり思った通りに格好いい。
カラーも良いし、ヘルメットの袋もついてきた。

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重量も369gでだいぶ軽くなった。

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上機嫌で改めてかぶってみると、頭に入るは入るのだが頭側部に若干の痛みが。
試しに小一時間程かぶってみるが、痛みは引かずに強くなってくる始末である。
確かに格好いいのだがこれでは孫悟空の頭の輪っか状態である。
日本人など頭が丸いひとようのサイズにMAXIというグレードがあるのだが、なぜそっちにしなかったのか。
またもや自分の頭を過信してしまっていた。

これも泣く泣くヤフオク!に出品する事に。
今まで見たことの無い数のアクセスとウォッチリスト数をマークし落札完了。
やはりこのヘルメットも人気の一品のようだ。

落札完了を確認するやいなやMavic Plasma SLRのMAXIフィットを購入。

数日後届いた物を見てみると、見た目もだいぶ大きくなっている。
かぶってみるとなんとOGKのFM-8並みのかぶりやすさではないか。
逆に大きすぎる位である。
被った見た目もなんとなく大きくなりすぎて、横から見る分には良いのだが、前から見ると若干のキノコ感も出てきてしまっている。
まあ私のような頭の大きい人間にはもうこれはどうしようも無いことなのであろう。

皆様もヘルメットを買うときはしっかりとサイズを測ってから購入してみてくださいね。

スポーツジムへ行くにあたって持っているとトレーニングが捗るもの達を無くしたはなし

最近は雨が続いていて自転車にあまり乗れない。
三点ローラーや体幹トレなど色々とトレーニングもあると思うが、私はそんなときどうするかというとスポーツクラブに行ってエアロバイクを漕ぐことにしている。

私はマイブームがすぐに変わってしまう性格で現在はロードバイクなのだが、その前は筋トレブームであった。(その前はももクロ。基本統一感は無い。)なのでスポーツクラブの会員になってる。

ルネサンス
http://www.s-re.jp/smp/

もともとはダイエット目的で入会したのだが、鍛えれば鍛えただけ結果がわかりやすく出る筋トレにどんどんはまっていき、気付けば私の体はスプリンターのような体型になってしまっている。
もちろん尊敬する選手はゴリラのマークでお馴染みアンドレ・グライペルである。

筋トレブームからロードバイクブームに変わっても同じスポーツなので変わらずスポーツクラブに通っているが、最近はジムエリア、ランニングマシン、プールに行くよりもエアロバイクに乗る頻度が非常に増えている。

さて、気づけば三年近く通っているスポーツクラブだが、私にとって持って行くとトレーニングが捗るアイテムがいくつかある。
まず一番は、
JayBird BlueBuds X2 Bluetooth イヤホン

と、
Comply (コンプライ) イヤホンチップ Tx-500
である。
もともと音楽を聞きながらトレーニングをしていたのだが、普通のイヤホンを使うとランニングをしている時などコードがたまに手に引っかかってしまうのである。
どうにかならないかとBluetoothのイヤホンとイヤーチップを買ってみたのだがこれが非常に宜しい。
コードが無いというのはこれほどか!というほど動きやすいのである。
何より今まで使っていたオーディオテクニカのイヤホンより音質も良い様に感じられる。
イヤーチップも調子が良く耳にジャストフィットしている。
これは本当に購入して良かった逸品である。

次にオススメするのが靴。
vibram five fingers

登山などをしている人には有名なビブラムが出している五本指スニーカーである。
これは裸足に近い感覚で走れるという触れ込みで売っており、確かにこれをはいて走ると今までとは違う筋肉を使っているのがわかる。
というか、これをはいて最初にランニングマシンを走った時はふくらはぎが恐ろしく痛くなった。
要はトレーニング用の靴である。
なぜかこれは気に入ってしまい、日本では売ってないシリーズのものまで個人輸入して普段もはいたりしている。
遠くから見ると河童の足に似ている。

とりあえずこの二品は確実に私のマストアイテムである。
あとは本を持って行ったり3DSを持って行ったり、

プールセットを持って行ったり、プロテインシェイカーを持って行ったりしている。

これらが長くスポーツクラブでのトレーニング続けていけているグッズであり、楽しさの秘訣なのだが、先日トレーニングの帰り近所のスーパーで買い物をして家に帰ると、買い物の袋しか手には無いではないか。
慌ててスーパー、スポーツクラブ、途中の道をなんども見てみるがどこにもスポーツクラブの捗りグッズが入ったカバンが見つからない。 
全ての施設と警察に連絡をしたのだが未だに出てくる気配はゼロで、このままではトレーニングも捗らないので買い直しである。

今このブログはAmazonの買ったものリストを見て買い直しをしながら書いている。
だれかこんな物達が入ったカバンを見つけたらもういいので大切に使ってやってください。

レーシングゼロに乗ってみた

先日ヤフオク!で買った(買ってしまった?)ホイール、レーシングゼロの調整が終了したとの事なので、お店まで引き取りに行くことに。

症状としては前輪は殆ど問題無いが後輪のスポークに固着があったり微妙に振れがあったり若干リムが歪んでいたりしたらしい。
なるほど、流石ヤフオク!に安く出品しているだけの事はある症状である。
それでもしっかりと調整して頂いた店長に感謝である。

会計をしている途中に急にお店に預けていたとばかり思っていたホイールバッグが自宅のリビングのすみに佇んでいるビジョンが見えてくる。
そう、調整してもらったホイールを入れる袋を忘れてきてしまったのである。
また後日取りに来ないといけないなぁ。などと考えていると店長が大きなプチプチを持ってきてくれるではないか。
無事ホイールをプチプチに入れて電車で帰宅出来る事になった。
とても一生懸命少しキツいサイズのプチプチにホイールを入れてくれた店長に再度感謝をしながら青梅駅前を後にする。

しかしもう20年以上電車に乗っているがプチプチで包まれたホイールを持っている人は未だに見たことは無いなぁ。
基本的にまぬけのまま年だけとっていく。

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プチプチのまま無事に帰宅できたので、買っておいたクイックとバルブキャップをつけてみる。

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ふむふむ、なかなか見た目はいいかんじである。
自転車につけてみよう。

これから
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取り外して
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こんな感じに
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今まで12-25tのスプロケだったのだが12-28tのスプロケにしても特に問題なく履けた。
しかしスプロケを変えたのだからチェーンも変えたくなるものである。

さてさて、見た目だが以前より赤が強くなったので大分印象が変わった。
金をかけるとどんどん格好良くなっていくなー。

見た目だけではなく実際走ってみなくてはという事で、いつも走っているコースに行ってみることにする。

乗り出しのファーストインプレッションは乗り心地が大分堅くなったなー。という事である。
今までのvisionTeam30+R-Airチューブ+Michelin PRO4は物凄く柔らかい乗り心地で多少の段差などでは殆ど気にならなかったのだが、レーシングゼロ+Hutchinson フュージョン2ではかなり路面の状況が手に伝わる。
乗り心地が良いと言われているチューブレスでもこの感じだとやはりレーシングゼロは前評判通り相当硬いようだ。
さらに乗り続けているとレーシングゼロは回すホイールであるという意味が非常に解ってくる。
足がどんどん回っていくのだ。

逆に硬いので踏んですぐに反応が来るというレスポンスの良さはそこまで今までと比べて感じられなかった。
あと硬いので足にくるというのもイマイチ私には解らない部分である。

そんな事を思いながら平地を走っている内にコースは坂が多くなる区間に入る。

正直、色々と考えながら走っていたが、根底にあったのは思ったほど高いホイールを履いても劇的にスピードは変わらないな。という事である。
つい私は色々なインプレを見ているうちにロケットが着いたかのようなスピードになるのではないかと思ってしまっていたのだが当たり前だがそんな変化は無い。

しかし坂を上り始めた瞬間いつももより大分楽に登れるのがわかる。
ゼーゼー言っているのがフーフー言う程度にまでなっているのだ。
帰ってから区間のタイムを見てみると今までの最速のタイムより30秒も縮まったタイムを出していた。
そんなタイムなのに身体はいつもより楽なのである。

そしてCULTベアリングのお陰か下りも速い。

当たり前なのだがレーシングゼロはアップダウンで恐ろしい程の性能を出してきてくれたのである。

近々那須高原に自転車で行ってみようと思っているので激坂でのパフォーマンスもみてみたいものである。

レーシングゼロ。酔った結果だが良い買い物が出来たと思う。

ロードバイクに乗っているのでなんとなくすね毛を剃ってみた

ロードバイクを趣味にしている人をかなりの高確率で見分ける方法、それはすねを見ることである。(男性限定)
なぜだかロードバイクに乗っている人はすね毛を剃る習性があるらしく、ピチピチのレーサーパンツから目線を少し下げるとつるつるのすねが目に入る。

すね毛をそる理由は色々とあるようだが自転車界でも有名な栗村修さんでもちゃんとした理由はよく判っていないらしい。

栗村修の“輪”生相談<8> 30代男性「スネ毛って剃らなくちゃダメなんでしょうか?」
http://cyclist.sanspo.com/101614

そんな中Specializedからすね毛を剃ると空気抵抗が7%も軽減されるという報告もされている。

実際近所をふらふらするレベルの私にとってどの位の差が出るのかはいまいちよく解らないがヘルメットなんかを変えるよりもコストパフォーマンスの良い変更が利く部分なのだろう。
すね毛について色々と考えてみたが、結局グランツールに出る選手から近所で見かけるおじさまローディーまでみんなやってて面白そうという安直な理由から剃ってみる事に決めた。

さて剃ると決まっても何で剃ればいいのか。
脱毛は流石にまだ心の整理がつかないので置いておく。
となると、剃刀やボディーグルーミングが出きる様なバリカンでの剃り上げか、除毛クリームでの毛を溶かしあげる2つに絞られた。

剃刀タイプはやはり剃った後の毛先のチクチクが気になるので除毛クリームタイプを調べてみると、沢山種類があるがどうもレビューを見てもドングリの背比べ感がある。
人気がありそうなのはこのあたりか。

これを買おうと思っていたのだが、なんとなくバリカンを見ていると体中の毛の長さを変えられるというハイテク感にやられ(全然ハイテクではないのだが)ついバリカンの方を買ってしまった。
チクチクしたらそれはそれでブログに書いたりできるのでいいだろう。

注文した次の日にはこのマルチグルーミングキットですねの毛を剃っていた。
まずは剃る前。

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普通に汚い足である。
この足を風呂場でグルーミング開始。
マルチグルーミングキットのパワーは思った以上で簡単かつ素早く毛が剃れていく。
面白いのでついすねだけでなく腿の方まで毛を剃ってしまう。
この勢いのまま下の毛まで剃ってしまおうかと思ったが、まあとりあえずやめておいた。
剃った後。

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よく見るとほんの少しだけ毛は生えているが遠目からは全然気づかれないレベルである。
そして何より2、3日経ってもほとんどチクチクしない。
うーん流石ハイテク機器である。

とりあえず毛を剃ったので近所を走りに行ってみたのだが風の通りはびっくりするほど通るが7%の力は感じられなかった。
当たり前か。

しかし私にとってなんとも気恥ずかしさすら感じるこの足こそじこまんの最上位な気がしてならない。

ヤフオクで買ってしまったレーシングゼロを調整しよう

先日酔った勢いでヤフオクで落札してしまったフルクラムのレーシングゼロがとうとう我が家に到着した。

そのまますぐに自転車に嵌めて乗り出せるのならば良いのだが、買ったホイールは10速なのだが私の自転車は11速であったり、そもそも中古品なのでぐらついていないかなど色々と調整が必要である。

とりあえず必要な物や工具を買っていくことにしよう。
まず、11速化にするために必要なフルクラムのフリーボディー、

それに伴っての前々から考えていたギア比の変更をするためのスプロケット、スプロケットを12-25tから12-28tのデュラエース化である。
これで坂が少しは楽になるといいのだが。

そしてこれを交換するためのこんな工具を、

これでとりあえずフリーボディーとスプロケットの交換はオッケーである。

さらにせっかく新しくて赤いホイールに変更したので赤くて評判の良いFFWDのクイックも購入、

後は最近壊れたので買おうと思っていたバルブキャップ、全然良いものじゃ無いだろうが可愛いので採用。
可愛いは正義である。

こんな感じでものを揃えてスプロケットを交換したのちにショップで振れ取りとハブをオーバーホールをお願いしよう。

これだけやればまあいいでしょ。

(無駄遣いするのは)全部酔ったせいだ。(ということにしよう)

昨今自転車用に様々な自転車用のスマホ用アプリがあるが、私もご多分に漏れずStravaというアプリを使っている。

Strava
https://www.strava.com/

このアプリは速度や標高を計ったりとサイコン的な事以外にも今月何km走れるか?や、どの位の標高を登れるか?などチャレンジ企画をしていたり、アプリユーザー間でのある区間ごとのスピードランキングを掲載したりしている。
私ももちろんそのサービスを利用しているのだが、近所の少し有名な区間を全力で(もちろん危なく無い程度にね。)走ってみた所自分の脚質にあった区間だったのかぼちぼちの順位に食い込めたのである。
人間一度満足の行く結果を出すとさらに上を目指したいという欲が出てくるもので1人で時間が取れた時などちょくちょく走りに行くようになった。

速さを求めていくと自分自身の強化もさることながら、機材にも興味が湧いてくるもので以前から考えていたホイールの変更をしたくなってくる。
私が迷いに迷って3つまで絞り込んだホイールは、

1.Fast Forward F6R

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2.ROLF PRIMA Vigor α

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3.Fulcrum Racing Zero

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の三種である。

さらに考えて行くとFFWDのF6Rは見た目は良く人気もあるが、私が良く走る区間では小さなアップダウンも多くディープリムの恩恵はあまり受けづらそうである。
よってF6Rは除外。
Vigor αは評判は良いのだが使用している人が少なく詳しいインプレッションがなかなか見つからない。
調べた所ジャイアントストア聖蹟桜ヶ丘で試乗をしているとの事である。
それならば遠くも無いので実際に行ってみることに。
平日だった為か特に待つことも無く試乗開始。
土手沿いを10分程度行ったり来たり登ったり下ったりをした結果、勿論気のせいレベルなのかもしれないがなんとなく横の剛性が気になる。
ならばもうカチカチの剛性で有名らしいレーシングゼロで決まりであろう。
硬さが足に来るとのインプレッションをよく見かけるが足は鍛えればいいだけである。

目標が決まれば後は身体を鍛えながらお金を貯めてレーシングゼロを買うだけである。
こつこつと頑張ろう!!










と思った数日後の飲み会の帰りに電車でヤフオクを見ていると随分とお手頃なレーシングゼロが出品されている。
入札数も多くまだまだ今後も価格が上がって行きそうである。
そこで何を考えたのか酔っていた私は戯れにその時点の最高額を少し上回る価格を入札してそのまま電車の中で寝てしまった。
無事に帰宅しヤフオクでホイールを入札した事を思い出し、いくらくらいまでつり上がっているかを確認すると最高額の入札者は私のままである。
少し不安になりながらも、あと3日あるしそのうち価格も上書きされるさ。と自分に言い聞かせその日は眠りについた。
さて最高額の入札者は次の日も次の次の日も私のままである。
これはヤバいと思いながら時の進みは残酷なものでオークション終了五分前にまでなってしまう。
流石に五分前にもなれば誰か入札するだろうと薄目でスマホをチラチラ見ているとなんと五分後には無事私が落札者に。

皆様、私お金が無いのに中古のレーシングゼロを購入致しました!!

ゲェェェェ

百草園の坂を登ってジェラートを食べに行ったはなし

ロードバイクに乗っていると、何百キロも走りたくなったり、速い速度で巡航したくなったり、激坂を登りたくなったり、色々な方向にエスカレートしていく人が多いようである。
私も気持ちは解るが、幸か不幸かまだどっぷりとハマるほどでは無い様だ。

とは言っても色々なロードバイク乗りの人のブログ等を見ていると興味を惹かれるものがあるのも事実で、つい先日も近所に楽しそうな走れるスポットは無いかとネットを見ていると、京王線沿いには激坂と呼ばれるおかしい角度の坂があるようで、その坂をおかしい自転車乗り達が挑戦しているという記事を発見してしまった。
中でも百草園駅から百草園と呼ばれる公園(?)に向かう道が距離は短いものの恐ろしい斜度を誇るようで人気があるようである。
その斜度なんと最大25%らしい。
しかし25%と言われても激坂ファンでは無い私にはいまいちピンとこない。
なのでその斜度を調べてみると、どうもスキー場の上級者コース並みらしい。というか有名な富士ヒルクライムのイベントの平均斜度も6%位である。
これはどんなものなのか行ってみたくなってきた。
まあブログの人達もきついけれど登れた等と書いてあるので大丈夫だろう。
あと近所にジェラートの美味しいお店があるらしくそちらも気になる。

そうと決まれば早速1人で向かってみる事に。

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百草園駅は小さめの駅である。
駅を背に左に少し進むと百草園への入り口を見つけることが出来た。
さらに進んで行くと坂が始まる。
坂の初めは斜度も少なく結構急だなぁ。と感じる位の坂である。
しかしもうこの時点でインナーローにギアは入っている。
この坂沿いのマンションの階段の角度がかなりエグい。

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さらに進むと坂はまた少し斜度を上げてくる。

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突き当たりにあとひといきと書かれた看板が設置されているが、この坂の予習をしてきた私にはこの看板が罠なのはバレバレである。
そう、実は全然あとひといきではないのである。
フーフー言いながら突き当たりを曲がるとさらに看板が、

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ようこそなどと書いてあるが左下を見ると、

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まだ130メートルも残っているのだ。
この辺りから最大斜度に近づいて来る。

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130メートルと書いてある看板を過ぎて10メートル程進んでもう足を着いてしまった。
というか足を着いて一回休んでからまた坂にチャレンジしようと一切思わせない角度である。
角度がありすぎてペダルを踏めないのでビンディングが外せず危うく何も無いところで立ちゴケしそうになるレベルである。
心を軽く折られた私はとぼとぼと自転車を押して登ることに。

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自転車を押して登るのも結構辛く、やっとの思いで最後の直線へ。

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泣きそうになりながら百草園に到着した。

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百草園の周辺はちょっとした山の様になっているので結構涼しい。
少し涼むと不思議なもので写真を撮りながら坂を下りもう一度チャレンジしてようという気になってくる。
結果はあとひといきの看板の辺りで足が売り切れ登れなくなってしまうという体たらくであったが。
再度よろよろと自転車を押して登り、気を取り直してジェラートを食べに行くことに。
実は頂上である百草園の入り口の真後ろにジェラート屋さんの看板を発見していた。

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ふむふむ山を下って行くと牧場があるのか。
とりあえず牧場も見てみる事にしてみる。

少し迷いながらも山を下ると牛の柄の小屋を発見。

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中を覗くと牛が何頭もごろごろしている。
そして、牛小屋の横にまたまた地図を発見。

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ふむふむ、近道があるのか。
ならば通らない理由も無いので近道でジェラート屋さんに向かうことに。
しかし、看板に言われるまま近道を目指すとだんだん獣道の様な道になってくる。
しかも角度が急な下りである。

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そりゃあ角度が急な上りがあったのだから下りもあるのだろう。
濡れた落ち葉が道いっぱいに広がりブレーキをかけるとタイヤがロックしたまま滑り崖の方へ。
危うく死にかけたのでまたもや自転車から降り押して歩くことに。
百草園の山は半分位歩いて上り下りしている気がする。
途中も自転車を崖に落としそうになりながらなんとか下山し現世に戻ってくる。

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そのまま後ろを向いて下りてきた道を見てみると、近道として本当に人が普段使っているのか怪しい風景である。

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そのまま道路に出るとジェラート屋さんらしき建物と看板を発見。

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とうとう到着である。

アルティジャーノ・ジェラテリア
http://www.artigiano-gelateria.com/

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店内は落ち着いており綺麗な感じ。
とりあえずオススメのしぼりたてミルクと私の好きな塩のジェラートのミックスを注文する事に。

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私は普段は甘い物が苦手で食べきれるか不安があったのだが食べ始めると疲労に効く旨さでペロリである。

しかし、こうも登れない坂が存在するのか。
完全に私のレベルと合っていない坂である。
例えるならドラクエⅢのカザーブの東に出てくるグリズリーやFFⅦのチョコボに乗らないで出会ってしまったミドガルズオルム級に歯が立たない。

現在スプロケットは12-25tの物を使っているが12-28t位のギア比に変えなくては無理なのであろうか。
とりあえず少し様子を見つつお金を貯める事を決意し、ジェラートの余韻を感じつつ家路につくのであった。