ヌルヌルのブログ

ロードバイクとお買い物

百草園の坂を登ってジェラートを食べに行ったはなし

ロードバイクに乗っていると、何百キロも走りたくなったり、速い速度で巡航したくなったり、激坂を登りたくなったり、色々な方向にエスカレートしていく人が多いようである。
私も気持ちは解るが、幸か不幸かまだどっぷりとハマるほどでは無い様だ。

とは言っても色々なロードバイク乗りの人のブログ等を見ていると興味を惹かれるものがあるのも事実で、つい先日も近所に楽しそうな走れるスポットは無いかとネットを見ていると、京王線沿いには激坂と呼ばれるおかしい角度の坂があるようで、その坂をおかしい自転車乗り達が挑戦しているという記事を発見してしまった。
中でも百草園駅から百草園と呼ばれる公園(?)に向かう道が距離は短いものの恐ろしい斜度を誇るようで人気があるようである。
その斜度なんと最大25%らしい。
しかし25%と言われても激坂ファンでは無い私にはいまいちピンとこない。
なのでその斜度を調べてみると、どうもスキー場の上級者コース並みらしい。というか有名な富士ヒルクライムのイベントの平均斜度も6%位である。
これはどんなものなのか行ってみたくなってきた。
まあブログの人達もきついけれど登れた等と書いてあるので大丈夫だろう。
あと近所にジェラートの美味しいお店があるらしくそちらも気になる。

そうと決まれば早速1人で向かってみる事に。

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百草園駅は小さめの駅である。
駅を背に左に少し進むと百草園への入り口を見つけることが出来た。
さらに進んで行くと坂が始まる。
坂の初めは斜度も少なく結構急だなぁ。と感じる位の坂である。
しかしもうこの時点でインナーローにギアは入っている。
この坂沿いのマンションの階段の角度がかなりエグい。

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さらに進むと坂はまた少し斜度を上げてくる。

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突き当たりにあとひといきと書かれた看板が設置されているが、この坂の予習をしてきた私にはこの看板が罠なのはバレバレである。
そう、実は全然あとひといきではないのである。
フーフー言いながら突き当たりを曲がるとさらに看板が、

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ようこそなどと書いてあるが左下を見ると、

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まだ130メートルも残っているのだ。
この辺りから最大斜度に近づいて来る。

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130メートルと書いてある看板を過ぎて10メートル程進んでもう足を着いてしまった。
というか足を着いて一回休んでからまた坂にチャレンジしようと一切思わせない角度である。
角度がありすぎてペダルを踏めないのでビンディングが外せず危うく何も無いところで立ちゴケしそうになるレベルである。
心を軽く折られた私はとぼとぼと自転車を押して登ることに。

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自転車を押して登るのも結構辛く、やっとの思いで最後の直線へ。

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泣きそうになりながら百草園に到着した。

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百草園の周辺はちょっとした山の様になっているので結構涼しい。
少し涼むと不思議なもので写真を撮りながら坂を下りもう一度チャレンジしてようという気になってくる。
結果はあとひといきの看板の辺りで足が売り切れ登れなくなってしまうという体たらくであったが。
再度よろよろと自転車を押して登り、気を取り直してジェラートを食べに行くことに。
実は頂上である百草園の入り口の真後ろにジェラート屋さんの看板を発見していた。

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ふむふむ山を下って行くと牧場があるのか。
とりあえず牧場も見てみる事にしてみる。

少し迷いながらも山を下ると牛の柄の小屋を発見。

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中を覗くと牛が何頭もごろごろしている。
そして、牛小屋の横にまたまた地図を発見。

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ふむふむ、近道があるのか。
ならば通らない理由も無いので近道でジェラート屋さんに向かうことに。
しかし、看板に言われるまま近道を目指すとだんだん獣道の様な道になってくる。
しかも角度が急な下りである。

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そりゃあ角度が急な上りがあったのだから下りもあるのだろう。
濡れた落ち葉が道いっぱいに広がりブレーキをかけるとタイヤがロックしたまま滑り崖の方へ。
危うく死にかけたのでまたもや自転車から降り押して歩くことに。
百草園の山は半分位歩いて上り下りしている気がする。
途中も自転車を崖に落としそうになりながらなんとか下山し現世に戻ってくる。

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そのまま後ろを向いて下りてきた道を見てみると、近道として本当に人が普段使っているのか怪しい風景である。

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そのまま道路に出るとジェラート屋さんらしき建物と看板を発見。

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とうとう到着である。

アルティジャーノ・ジェラテリア
http://www.artigiano-gelateria.com/

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店内は落ち着いており綺麗な感じ。
とりあえずオススメのしぼりたてミルクと私の好きな塩のジェラートのミックスを注文する事に。

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私は普段は甘い物が苦手で食べきれるか不安があったのだが食べ始めると疲労に効く旨さでペロリである。

しかし、こうも登れない坂が存在するのか。
完全に私のレベルと合っていない坂である。
例えるならドラクエⅢのカザーブの東に出てくるグリズリーやFFⅦのチョコボに乗らないで出会ってしまったミドガルズオルム級に歯が立たない。

現在スプロケットは12-25tの物を使っているが12-28t位のギア比に変えなくては無理なのであろうか。
とりあえず少し様子を見つつお金を貯める事を決意し、ジェラートの余韻を感じつつ家路につくのであった。

OAKLEY JAWBREAKER ツール・ド・フランスモデル

私は少し前まではそこまで物欲が多い方では無かったが、(そうは言っても変な物をちょこちょこ買っては散財している様な気もする)ロードバイクを買ってからというもの物欲が加速している気がする。
今まで知らなかったロードバイクの世界には興味を惹いてきたり買わなくてはならない物が山ほどあり多少ではあるが好きに動かせる小遣いもあるので、気になる物があると色々自問自答をして迷っているふりをしつつ最後にはAmazonなどのボタンをポチッとしてしまっているのだ。

さて、そんな私が最近欲しい物と言えば、良いサイコンと良いホイールとそしてロードバイクに乗るとき用のサングラスである。
良いとは言えないかもしれないが、とりあえずサイコンとホイールはもう持っているので現実的に考えると優先順位はサングラスが一番高い。

暇なときにネットを眺め情報を仕入れているうちにサングラスのブランドはオークリーに絞られてきていた。
そうこうしている内に妻もサングラスに興味を持ち始めたので、二人で近くのオークリー直営店まで実物を見に行く事にする。

ショップに踏み入れると最近始まったツールドフランスモデルのジョーブレイカーに新型のプリズムロードというレンズが入ったモデルが店の中央付近にドンと存在感を出して佇んでいる。

Jawbreaker
OAKLEY オークリー Prizm プリズム サングラス JAWBREAKER ジョウブレイカー OO9290-13 009290-13 9290-13 (Asian Fit)

店員さんに頼んでかけさせてもらったり説明を聞いているうちにもう妻はこのモデルを買う事を決めている。
なんて決断が速いのであろうか。成功する人間はきっとこの決断の迅速さが必要不可欠なのであろう。
こうなったら私も腹をくくりこのモデルの購入を決める事にした。

売り文句としては、

新たなテクノロジーを搭載したスポーツアイウェアのフラッグシップモデル、JAWBREAKER™(ジョウブレイカー)。
レンズ上部周辺が拡張されたデザインは、ロードバイクやマウンテンバイクにおいて前傾した際に視野を大きく確保でき、スイッチロックテクノロジー搭載で容易なレンズ交換が可能。
注目すべきステム部分は、ヘルメットとの互換性に保てるよう、三段階に長さの調節が可能。改良されたアジア仕様のノーズパッドは、ノーズブリッジの接地面を大きくすることで、長時間の着用でも快適さをキープします。
究極のスポーツモデルといえる機能とデザインは、オークリーがその歴史を築き上げてきたスポーツパフォーマンスアイウェアに新たな進化をもたらします。

らしいが私の一番気に入った所は上目遣いをした時の視野の広さである。
信号なんかを見たりするときにフレームが邪魔になるとフラストレーションが溜まりそうだ。

さらにレンズは、

Prizm™ テクノロジー

Prizm™のレンズテクノロジーは、各スポーツのフィールドにおいて,眼が最も敏感に感知するべき波長の光を強調することで、ディティールの認識力を高め、そのスポーツで必要な視認性を大きく改善、安全性を高め、かつパフォーマンスを向上させます。

という物だとのこと。
要は物がはっきり見えるようになるらしい。

まあモノは間違いないので後は色である。
妻は早々に黒に蛍光グリーンの差し色のマーク・カヴェンデイッシュモデルをチョイスしている。

かけるだけでスプリント力があがりそうだ。
うだうだかけては交換を繰り返し私もツールドフランスモデルをチョイスしてお買い物終了。

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ツールドフランスモデルはサングラスをしまう袋にバックポケットの様なデザインがあって可愛い。

後日、日が照っている日にサングラスの具合を見がてらサイクリングに行ってみることに。
軽いので重さはほとんど感じられず、サングラスをかけているのを忘れそうになるほどである。
視界の広さも期待通りで素晴らしい。
プリズムレンズの方も上の動画通りとても視界をくっきりと見やすくしてくれている。
見え方の綺麗さは今までもっていた普通のサングラスとは雲泥の差が感じられる。
まあこんなに高いサングラスを買ったので良いものであると思わないとやっていられない部分もかなりあるのだが。

とりあえずはこれでロードバイク乗りとしての装備は一通り揃ったので見た目はだいぶそれっぽくなってきたかな。
これで早く走れる脚がついてくれば言う事は無い。
毎日ビールを飲みながらツールドフランスを見て自分と同じサングラスをかけている有名選手を見かける度にキャッキャキャッキャ言っている内はそんな脚はついてこなそうなのだが。

2016 Bianchi Specialissima(スペシャリッシマ)に乗ってみた

最近愛車のフェニーチェのシフターワイヤーが伸びてきたのか、変速時にフロントはアウターに入りにくく、リアは変速するとガチャガチャしてしまうという症状が出てきた。
これは素人の判断で弄るのも良くなさそうなので1ヶ月点検も兼ねて見て貰おうとビアンキ大宮へ行くことに。
あまり変速せずに走らせながらビアンキ大宮へ到着するとなにやらお店の前に自転車が沢山展示されているではないか。
最近は外に自転車を展示したりしているのかな?などと思いながら店員さんに1ヶ月点検をお願いしたいと話しかけると、今日はビアンキの2016年モデルのイベントをするので手が回らないかもとの事。
ちゃんと電話をして確認してからくれば良かったなぁ、などと思っていると店員さんからどこか調子が悪いところは無いかと聞かれたので、変速の調子が悪いと伝えるとそこだけ急ぎで見てくれる事に。
ものの十分程で変速の調整は終了。
やはりシフターワイヤーが伸びていたらしい。

これでとりあえずの用事はすんだのだが、せっかく試乗会をしているので気になる自転車に乗ってみる事にしてみる。
2016年モデルなので、色違いのフェニーチェも気になるが、やはり新型のスペシャリッシマに乗ってみることにしてみる。

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ダウンチューブの太さがとても印象的である。
そしてつや消しチェレステがとてもかっこいい。
Bianchiのロゴの部分を触ってみると引っ掻いたらすぐに削れてしまいそうな感触だったので(そんな事は無いであろうが)すぐに触る手を引っ込めたw
さていよいよ乗ってみるが大きさが550しか無かったので少しフレームが大きい。
短足の私だとかなりシートを下げて乗るポジションになってしまった。
スペシャリッシマと言えば780gの超軽量化フレームとインフィニートに搭載されていたCountervail®(カウンターヴェイル)という振動除去システムの新型が売りのイメージがある。
さぞかし素晴らしい乗り心地だろうと期待してビアンキ大宮を後にする。

が、思いの外自分のフェニーチェと違いが余りわからない。
うーん、こんなものかと思いながら、壊したりしたら怖いので200m程度ですぐに試乗を終わらせ返却する。
まあ基本的に私の尻は鈍感で前に行った試乗会でもアルミフレームとカーボンフレームの違いが余りわからなかったりしたのでフレームのインプレッションに向いている尻では無いのであろう。
というか、平地の市街地の200m程度では軽量化フレームの良さも振動除去システムも何も私にわかるはずがない。

家の周りを走るにはフェニーチェで十分だな。などと自分に言い聞かせ家路につくのであった。

誰かヒルクライムなどでスペシャリッシマの素晴らしさを体験したらぜひ教えて下さい。

奥武蔵グリーンラインへ行ってみた話 あとバナナの話

梅雨の中晴れた週末があったので前々から行ってみたいと思っていた秩父の奥武蔵グリーンラインへ行く計画をたててみる。
まあ計画と言っても妻と友達を一人誘うだけなのだが。

とりあえず車に先日買った輪行袋に自転車を入れて鎌北湖まで行き、そこから山道を通って芦ヶ久保の道の駅でお昼を食べ、また鎌北湖まで帰ってくるというルートを考えていた。

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友達を誘うと二つ返事でOK。
家が近いので自走して鎌北湖来るらしい。

鎌北湖までは車で行くので大分荷物が減らせるのが嬉しい所である。
鍵とパンク修理セットとBCAAとお水と小銭を背中に押し込み、さて補給食はなににしようか。

巷ではエネルギー補給をするのにはパワージェル

やパワーバー、

薄皮あんぱんシリーズ

等色々な物があるらしい。
が、私はミーハーなのでツールドフランス等を走っているプロの機材や道具に憧れるのだ、しかし高価であったりボトルの中に何が入っているのか解らなかったりで同じ物を使用したりするのは難しい。
だがそんなぺーぺーの私にも見て直ぐにわかるものもある。
バナナである。

あるプロ選手が背中からバナナを覗かせながら荒野を走る姿は圧巻であった。
ボディビルダーの大会などで試合前でバナナを食べたりしているのを見た事もあるので、即効性のエネルギー吸収には定評があるのでプロ選手も補給食として使用しているのだろう。
まあ微妙に重かったり、臭かったり、衝撃に弱く潰れ易かったり、食べた後の皮の処理が面倒だったり少しの(?)欠点も持ち合わせてはいるが、見た目良し、味良し、安価で手軽に優越感に浸れる存在、それがバナナである。
そんな理由で私は今回はバナナをボトルケージに一本と背中に二本背負って出発する事にした。

当日は少し遅めの11時位に鎌北湖に集合。
自走してきた友達は鎌北湖までの登りでもう結構ばてていた。
駐車場から直ぐに山道に入り登りが続く。

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思っていたのの10倍は辛い。
もう足を着いてしまいたいと思いながらぐるぐる足を回す。
やはり登りはきつくとも自転車からは降りたくはない。
ひたすら歯を食いしばりぐるぐる漕ぎながらふと後ろを見てみると妻も友達も自転車から降りて普通に押して歩いているではないか。
やっぱり最初から無理のし過ぎも良くないなと、前言を完全に撤回し私も自転車から降りてとりあえずのバナナを食べて待つことに。

そんなこんなを繰り返しながら走りつつ景色を眺める。
大分高いところまで来たのか気候も丁度良くとても気持ちがいい。

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驚くは自転車でもきついのにかなりのトレイルランを楽しんでいる人とすれ違う。
皆挨拶をしてくれるのが嬉しい。
挨拶をされるとバナナを一本食べたかの様な力が湧くのだ。
というかこんなにもトレイルランブームは来ているのに驚く。

ちなみにロードバイクに乗っている人には容赦なく抜かれていく。
速さが三倍位違うのではないのか。
自分の貧脚に悲しくなりながらバナナを食べたり、可愛いりすの看板等の写真を撮ったりしていると、

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芦ヶ久保を目指すのを辞めて、黒山三滝を見てぐるっと帰るのはどうかと妻と友人からのルート変更の提案がなされた。
思ったより時間もかかっているのでバナナを食べながらルート変更を可決する。

道を黒山三滝方面に曲がると後は下りだけである。
下りは楽しいが対向車が来ていないかがとても不安でブレーキから手が放せない。
お陰でバナナを食べる手が痺れてしまった。

滝を見て、そのまままた小さい山を超え鎌北湖に帰ってきてゴール。

考えていたルートでは無かったが無理をするよりは全然良いだろう。
また芦ヶ久保まではバナナを食べながら改めて目指してみよう。

それにしても山の他のロードバイクの速さには驚いた。
姑息にもギア比を変えようかと考えてしまう今日この頃である。

輪行袋を買ってみた

自転車を購入してからというもの自宅から狭山湖に行ったり、入間川のサイクリングロードを通ってみたり、近場をふらふらして遊んでいる。
家から出発して家に帰ってくるのも楽だし楽しいのだが、雑誌を読んだり自転車乗りの人のブログを読んだりしていると、やはり遠くの名所や人気の峠に行って自転車に乗ってみたいという願望が出てくる。
とりあえず土日にしか長く自転車に乗れない私が遠くで自転車を乗るには、輪行袋に自転車を入れ電車に乗って行くのと、車に自転車を積んで目的地まで行くという2パターンが現実的な所であろう。

私は自転車をぶつけてしまう心配が少なかったり他の人の迷惑になりづらそうなので車に自転車を乗せられたらなぁ。などと考えていたのだが我が家の車は軽自動車のワゴンRである。
たまに見るスノーボードやサーフボードを乗せるかの様にキャリアーで車の上に自転車を乗せるには少々不安が残る。
そして我が家は私と妻のロードバイクが二台あるので車で移動するには二台を車に載せなくてはならない。
普段使いには軽自動車の中では積載量はまずまずな方だがワゴンRに二台ロードバイクは入るのかという疑問が頭を巡る。

ネットで調べでもワゴンRにロードバイクを二台載せているという記事はなかなか出てこない。
うーむ、どうするか。と考えていると簡単な事に気づく。
輪行袋に入れて車に載せればいいではないか!

そうなると人気のオーストリッチのフレーム縦置き型の輪行袋より、

OSTRICH 輪行袋 超軽量型 L-100

フレームを逆さまにするタイプの輪行袋の方が具合が良さそうである。
横型の輪行袋も色々あり迷ったが飛行機にも載せられる頑丈で馬鹿でかい、

OSTRICH OS-500トラベルバッグ

と、ボトルケージにこそ入らないもののオーストリッチ OS-500に比べたら非常に小さい、

grunge 輪行バッグ Carry

の二種類とあると便利そうなこの二つを購入してみた。

OSTRICH フリーカバー ロード用

マルト チェーンカバー

届いてみると、オーストリッチの方は流石にしっかりとした素材で多少の衝撃なら何も問題なさそうである。
グランジの方は厚い生地との前評判だったがオーストリッチを見た後だから非常にぺらぺら感がある。
これでこの厚さならオーストリッチのL-100などどれほど薄手なのであろうか。

さてさて、さっそく輪行袋に自転車を入れてみる。
オーストリッチの方はホイールを入れるポケットが中についており非常にしまいやすい。
一方グランジもホイールケースの様な物が付いてきていて汚れは気にしないで良さそうだがぺらぺらな分、少ししまいづらかった。
それでも初めてで特に問題なくしまえたので良い商品なのであろう。

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当たり前だが、袋にしまうと大きさは同じ位になる。

とりあえずこれを車に入れなくては始まらない。
特に座席を動かしたりせずに後部座席の上と下の部分に入れると丁度良くはまるではないか。
きつくもなく動いたりする遊びもない完璧なはまり具合である。

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これならば二台のロードバイクを車に載せてどこまでも行けそうだ。
とりあえず先日交換したタイヤとチューブの具合を見るために前から気になっていた秩父の奥武蔵グリーンラインにでも行ってみようかな。

海外通販で買ったロードバイクのタイヤとチューブを交換してみた

昨今の円安で海外通販のお得感が無くなってきている今日この頃だが、自転車用品の海外通販は色々な種類のパーツ等が思ったよりすぐに手に入るのでよくサイトを覗いたりしている。
一番有名な所は、

wiggle
http://www.wiggle.jp/

という通販サイトだと思うが、私は一番最初に見つけた、

サイクリング・エクスプレス
https://www.cyclingexpress.com/?lang=jp

というサイトをなんとなく愛用している。

ある日の事Twitterを眺めていると、サイクリングエクスプレスがミシュランのタイヤのセールをしているよ~と呟いている。
タイヤとチューブは走行距離も少ないので完成車を買ったときについてきた純正?の物がまだまだ使えそうだが、セールと言う言葉とカラータイヤに惹かれてついタイヤを私と妻の分、それにセールの小物を注文してしまった。
妻のタイヤはセール品では無いので普通に良い値段の物だ。
通販サイトのTwitterアカウントはフォローしているとつい買い物をし過ぎてしまいそうで恐ろしい。

荷物は三~四日で届くらしいが、注文してから急にせっかくタイヤを変えるのだからチューブも良い物にした方が良いのではと思い始めてくる。
軽い病気である。

ネット通販で今からチューブを頼むとタイヤが来ているのにチューブが来ていないという事態になりかねないのでチューブは実店舗で購入する事に。
チューブの良いのはどんなのがあるのかなぁと調べているとどうもパナレーサーのR-Airというチューブが少し装着のし辛さがある物の性能が高く人気らしい。 

Panaracer(パナレーサー) RacingTube R'AIR

これがいいのかな?などと思いつつさらに調べているとラテックスチューブなる物を発見。

SOYO ラテックスチューブ

これは全てに置いて性能が恐ろしく高く、道路とタイヤの間に絨毯が敷いてある感覚と言うインプレッションまである程である。
これには非常に心を動かされるが、欠点もどうやら三点程あるらしい。
まず価格が他のチューブより高いという点だが、これは高いといっても千円程度の差なのでまあ問題は無い。
次に空気が抜けやすい点である、このチューブはゴムの密度の低さから驚く程空気が抜けるらしい。一週間もほっておくとぺしゃんこになってしまうレベルとの事。
しかしこれも別に毎日自転車に乗るわけでは無く乗る前には常に空気を入れているので苦にはならなそうである。
泊まりがけでの自転車旅行に行く事があった時はミニポンプを使わないとなのが面倒そうではあるが。
そして最後に一番気になった劣化が早いらしいという点である。
転がり性能も乗り心地もパンクのし辛さも超高性能らしいが劣化が早いのはどうなのか。
しかし具体的な劣化のスピードも見当たらない。
迷いに迷ったあげく、安定のR-Airを選択。
これで後はタイヤを待つだけである。

タイヤは五日程で荷物が到着。
購入した商品は、まずは私のタイヤである、

Michelin Pro 4 Service Course Black/Digital Blue

これはどんな状況でも高いパフォーマンスを発揮してくれるタイヤらしい。
チューブと相まって期待が高まる。

そして妻用のタイヤである、

Schwalbeアルトレモ ZX V-Guard Folding Black with Pink

これは耐久性能を捨てた代わりに衝撃吸収、カーブ、転がり、グリップ力の性能がとても高いらしい。
私のタイヤとの乗り比べが楽しみである。

後は妻が持っていないのでサイクルジャージと、

Pearl Izumi Sugar Jersey

タイヤレバーである。

Panaracer(パナレーサー) タイヤレバー [3本セット]

なんだかんだで色々買ってしまった。

さて全ての物が揃ったのでいよいよ交換である。

交換方法はもちろんわからないのでとりあえずYouTubeで探すとわかり易い動画を発見。

この動画の通りに交換してみよう。

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とりあえず車輪を外し、

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タイヤレバーで古いタイヤを外す。

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空気を抜いてチューブも外したら、

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新しいタイヤとチューブの出番である。

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タイヤを片側だけはめて、

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新しいチューブにリムにはめ込み、後はタイヤをモミモミしながらタイヤをはめ込んでいくのだが、

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硬い。

動画で見たのである程度予測はしていたのだが想像を遥かに超えた硬さである。
本当に5mm位しか入っていかない。
タイヤと格闘する事小一時間。
手が恐ろしく痛くなったがなんとかはまる。

二本目はなんとかコツを掴んだのかもう少し楽にはまった。
手が痛すぎて血が出たかと思い見てみるが少し赤くなっている程度だった。

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気を取り直し自転車にタイヤを取り付けると。

おぉ格好良いではないか。

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大分チェレステ感が増したがそれもありだ。

そのまま妻のタイヤも交換するが、

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恐ろしくすんなりはまるではないか。
タイヤの厚さなのかなぁ。
とりあえず一番のポイントはしっかりとチューブをはめ込んでからタイヤをはめるという点であろうか。

妻の自転車も大分ピンク色になった。

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タイヤを変えるだけでこれだけ雰囲気が変わるとは思ってなかったのでかなり満足である。

あとは実際に走ってみて感想を書きたいが季節は梅雨。
今週末も雨の予報らしい。

いつになったら走りにいけるのか。
ローラー台にも手を出してしまいそうな今日この頃である。

肩に優しいかばんを探して注文してみた

普段ポタリングをしている時は以前しまなみ海道に行く時に買ったTHE NORTH FACEのTRコンポというバックパックを背負っている事が多いのだが、

どうも長く背負っていると肩が疲れてくる。

しまなみ海道でクロスに乗っていた時の直立に近い姿勢では肩の疲れはバックパックの容量も小さいので気にもならなかったのだが、ロードバイクに乗った時の前傾姿勢では、じわじわと肩が疲れてくる。
なので近くを走る時はサイクリングジャージのバックポケットをパンパンに色々な物を(鍵やら小銭やらパンク修理セットやらBCAAやらバナナやら)入れて走る事も増えてきてしまっている。
近くを走る分にはそれで良いのだろうが、輪行などをして遠くまで行くとなるとやはりカバンは必要になってくる。
そこで肩に優しいかつ容量ももう少し大きめのバックパックを探してみる事に。
探していると良さそうなパックパックが。

このバックパックの特徴は通常荷物を支える時は肩で荷重を支えるが、これはなんと腰で支える設計になっているらしい。
肩が疲れない物を探していた私にピッタリのものである。

これを第一候補に決め、もう少しネットを見ていると大容量のサドルバックなるものを発見。

ORTLIEB(オルトリーブ) サドルバッグ L スレート

ORTLIEB(オルトリーブ) サドルバッグ L スレート

長い距離を走るブルベに使われる事が多いらしく、これなら肩は痛くならずバックポケットもパンパンにならないで走れるのではないだろうか。
大容量サドルバックを色々と見ていくうちに日本人のハンドメイドのサドルバックを発見。

suew for Bike
http://suew.jp/

他の商品と比べると少々値は張るが、作りはしっかりしているし、大きさも大容量なだけあって10リットル超え。
オプションでカラーが選べたりとかなり心がくすぐられる。
ボディの下側に硬そうなハーネスがついており、簡易的なリアフェンダー

ASS SAVERS(アスセイバーズ) リアフェンダー ORIGINAL 34cm ブラック

ASS SAVERS(アスセイバーズ) リアフェンダー ORIGINAL 34cm ブラック

の購入を考えていた私にはその部分もかなり良いポイントである。

良いこと尽くめのこの商品だが一点だけ気になる点がある。
それは納期が異常に長い事である。
こんなにしっかりした物を一人で作っているのだから、やはり一つ一つに時間がかかるらしい。
さらにこのネット時代、良い物には自然と人が寄ってくるもので大変注文も殺到しているとの事である。

なのでHPに記載されている納期が2015年6月の現在で、

サドルバッグに於きましては個別のご注文に対応しており、現時点ではご注文を承ってから商品の発送まで8ヶ月~10カ月程のお時間を見て頂いております。

との事である。

ならばバックパックはとりあえずは持っているし、それを上手く使いこなしつつ、このサドルバックを待つことにする事に決める。
そうと決まれば妻にこのサドルバックの良さをプレゼンし、二人で購入する事に。

自転車乗りにとって「風」は、切っても切れない関係なのではないでしょうか?

ある時は辛く厳しい向かい風となり、ある時は背中を押す友軍となります。
指先を凍えさせ、横から雨を打つこともあれば、火照った身体を冷やし、汗を乾かしてくれることもあります。

一人で走っている時、多くの時間が風との会話に費やされている気がします。
風向や風力の微妙な変化を身体で感じ対話していると、いつの間にか何十キロも走ってる…

Rera[レラ] とはアイヌ語で「風」を指すそうです。
その美しい響きをこのサドルバッグにお借りすることとしました。
そして Kamuy[カムイ]とは神を意味し、「風の神」を Rera Kamuy と称するそうです。

どこまでもどこまでも走り続けてゆけばいつの日か「風の神」に逢えるのかもしれません。

こんな事を言われたら「風の神」に逢うために、新商品のReraのKamuyをチョイスしてしまうではないか。

各々オプションを選び始めるが、ふと横を見ると、せっかくボディの横の色やコードの色が選べるのに夫婦揃って同じ赤色ベースで選んでいるではないか。
まあ二人とも自転車の差し色が赤なのでしょうがないか。

無事注文を完了し、注文完了メールが届く。
が、いくら待っても妻にはメールが届かない。
どうも注文時にメールアドレスを間違えてしまったらしい。
慌てて妻がお問い合わせフォームより問い合わせる。
「明日になったら直ぐに連絡がつくから大丈夫だよ。」
などと妻に声を掛けていると、直ぐにsuewの清藤さんより対応のメールが。
22時を回っているのに迅速で丁寧な対応をして頂き驚いてしまった。

さらにメール注文完了メールをよく見ると納期が7~9ヶ月程になっているというではないか。
1ヶ月の違いだがこれは嬉しい。

予定通り動けば冬辺りには届く予定なので気を長くして待っていよう。
このブログを読んでいる人で気になっている方がいたら早めの注文をお勧めしますよ。

と、触ったことも無いのに、もう手に入った気になって偉そうにしている私である。